Tips

エゴ・ラッピン

ー生命は運動にあるー(アリストテレス) *** ボルダラーへむけたメモ。腹だたしかったり憤りをかんじたりするひとにあたったときは、めずらしい石だとおもえばいい。他人に腹をたてるのは、取り組んでいる岩の課題がむずかしいといって憤慨するのとおな…

ガンバの冒険

神だのみのときのtips。「~してください」ではなく、「自分は~します。どうぞよろしく」という。 *** アマチュアのトレーニング備忘録。 ・ストレッチをかけてトレーニングする。可動域をひろくつかうと、筋肉が丸みを帯びてくるという。強いクライマー…

減量・ダイエット(9)

減量まわりのその他tips。 ・「疲れたら糖質を、筋肉痛のときはタンパク質を、お腹がすいたら脂質を摂る」。てっとりばやい指針になる。 ・サウナや交代浴は基礎代謝を上げるのにいい。交代浴は指の怪我などにも有効。何せ血流をよくするのがカギ。 ・体脂肪…

減量・ダイエット(8)

昔ばなしのつづき。主にメンタル面のtips。 何はなくとも、まいにち体重計にのることである。これができないなら、土俵にあがれていないと思ったほうがいい。残念ながら筆者もそのクチである。 つづいて、矛盾するいいかたになるが、あまり体重計の数字に一…

軒昂

あらゆるルールが破られている。 *** 肩が上がりやすい、前に出やすい人のためのtips。気休め。 ・両手の甲を上にして背後で組み、胸を張り肩甲骨を寄せるイメージで押し下げる。 ・胸を張るとき、肩をすくめて落とすだけではなく、すくめて、後ろに回し…

Out of Scale

2週間ぶりの岩。おづんつぁんの言にしたがって八幡さんから岩場に行った話。 例によって標識には「山頂→0.5キロ」とある。今度こそすぐだと思ったら、前回より時間がかかった気がした。なんで? 今回はルートも直登に近いので距離は得しているし、空身なので…

ラプラス

今の現状。 *** 波乗りの本など借りてきて読んでいたら、風や地形、波質のことが書かれていて、釣りにも役立ちそうだったのでメモ。 ・風は高気圧から低気圧に向かって吹き、等圧線の間隔が狭いほど強くなる。 ・風は等圧線に対して60°から70°ほど斜めに…

馬歩

最近の発見。 ・ナイファンチの姿勢を作るとき、足の小指を巻いて壁を作るようにすると、すこぶる安定する。さらに、足首から下を絞って拮抗させると、膝の負担も多少マシになる。 ・スタビライズ系のトレーニングの時、背中を長く、首を長く、肩を落とす意…

税務署長の

冒険、あるいは取立て屋のブルース。 *** 鈍りきった指皮に急に負荷をかけまくったら、中指と薬指に仲良く水ぶくれができてしまった。血豆ができたり削れたり硬化したりするのはわかるが、こんな風にもなるのだな。まあ、急ぐ旅でもないのだし、治るまで…

拾遺

タッチーズの強度を上げる2つの方法。 1 距離を伸ばす 2 速度を上げる 他分野の蓄積を参考にするなら、後者のほうが効果は高いらしい。 タッチーズ初心者の目安は10回の3セットらしい。なんだか普通の筋トレみたいだな。 そういえば、片手懸垂のためのtipsで…

古寺巡礼

異なる結果を期待しておなじことを何度も試行していたら「頭がうだっている」といわれても仕方がないのかもしれない。 さておき、登りのための修業は、昔に比べて相当に洗練され、深化しているのはたしかでありながら、打ち捨てられ乗り越えられたトレーニン…

Dedication

カリフォルニアはヨセミテの看板課題「ミッドナイトライトニング」(V8)を登ったボルダラーの話がおもしろかったのでメモ。 コロラド州在住のその男は、この課題を登るために、インドアボルダーを一切せず(もともとインドアはほとんどやらない)、朝は8時…

SDGs

持続可能な質の高い修行のためのtipsを見かけたのでメモ。 ・習慣をラディカルに変えない いきなり炭水化物摂らないとか、いきなり酒を一滴も飲まないとかではなく、ちいさなことから、継続できるレベルからはじめて、進歩を記録していくのがよい、とのこと…

どう登るか

クライミングに限らず、身体を動かすときにソリッドな体幹があると大いに助けになるというのは事実だろう。あって損はない筋肉、それが体幹である、なんて。 たしかに、最高のトレーニングは登ることだ。ではどう登るか。赴くままに登ろうか。しかしそれだと…

オブザベーション

登るとき、指から前腕から足先から脳みそまで全部を使う。と、いうか、あらゆるスポーツは真剣にやっていけば早晩全身を使うようになるよな、そりゃ。 クライミングなら、爆発的な動きにはパワーが、デリケートなムーブにはバランスが、登攀距離が長くなれば…

目標にたどりつけないとき

ウェブ上に転がっていた、行き詰まった時のtips。 1 とにかくくりかえす 2 柔軟な視野をもつ 3 過去の成功を思い出す 4 とにかく振り絞る だって。何だそりゃ、もう。 1は、ワントライごとのフィードバックを大切にしながらくりかえしましょう、という趣旨。…

レストぎらい

おなじレベルの人間と遊ぶのはたのしい。すこし上のレベルの人間と遊んでもらうのはうれしい。初心者と遊ぶのも、きっとおもしろいだろう。あまりやったことがないからようわからんが。 ひとりで登る場合、いまいちモチベーションが上がりづらいことはある。…

One-arm (2)

ロックする動きについては、だいたい90°の状態をロックオフなりハーフロックと呼んでいる気がする。フランスではこの手の動きはブロ(bloc)というようです。要は「固め」ですかね。 筋肉の力発揮には角度依存性があるから、フルロックと、ロックオフ、135°…

One-arm

知らぬ間に片手懸垂ができるようになっていた。じぶんの場合、どうやら時期によってできたりできなくなったりしているらしい。デフォルトではぜんぜんできない。 思い返すと登りはじめて2年くらいたったころに成功したことがあったが、それはジムではなく鹿…

わんぱく

もとい淡白もとい蛋白。腕白ってワイルドなのになんでうで白いのか。そして「もとい」の由来も気になるが、たんぱく質について。 1.2-2.0g /kg、この程度が穏当なようであるものの、たんぱく質にもいろいろあって「要するに」してかたづけることができないも…

宿題の重さ

宿題が重荷に感じられてきたらどうするか、というTipsがあったのでメモ。 何週間も、ときに何か月も同じ課題で落ちつづけると、いうまでもなくメンタルがダメージをくらう。自信がなくなって、下手すりゃ登るモチベーションそのものが低下してしまう。 こう…

ドーナツ

キャンパスボードを使う前に、主にフィジカル面の準備ができているかどうかの目安として使えそうな、ごく穏当な指標がないかと考えて ・そのラングで何回か懸垂できる ・強傾斜のポジティブなホールドをつないでキャンパできる このあたりでどうだろう。年齢…

不用謝

トップクライマーに共通の特徴、というウェブ記事があったのでメモ。書いていて思ったのやが、1〜5は互いにつながっている。 1 下積み 我々はメディアで彼らの華々しい成果を見て「スゲー」と思うわけだけれど、その裏には膨大な積み重ねがある。長年にわた…

What Goes Up

Must come down. Blood, Sweat & Tearsにそんな曲があったなあ。いえ、パフォーマンスの話です。 以下、トレーニング計画あるある。 1 身体の状態よりスケジュールを優先してしまう とはいっても、ねえ。指がちょっと痛むとか、いつもより勤務時間が長かった…

ゆでたまご

といってキン肉マンの話ではありません。 *** 『キン肉マン』の単行本が先々月と先月と2か月連続で刊行された。何の気なしに読んでみたらふつうにおもしろい。火事場のクソ力とか友情パワーもおもろいが、敵キャラの背景がきちんと描かれていて、ついつい…

合力

課題を分割して、パートごとにくりかえし練習する方法は、よく知られている。システマチックというか、勉強というか、コツコツ型というか、派手さはないが、たしかにほかの革新的なやりかたも思いつかない。 強いていえばセッション効果とハイウェイ効果くら…

指(7)(to do or)

指トレについて検索をはじめたが最後、広大なネットの際限なき考察の波にのまれて、見たこともないところまで押し流されてしまう。指のことを気にしたことのないクライマーはまあ、いないものな。 とはいえ情報を共有して更新していくことは大事だからがんば…

Ahead of Time

調べるにつれどんどんシンプルな方向に向かっている。それというのも己が意志薄弱すぎてなかなか実行できないからだ。 いま辛うじて実施できているのが以前に述べた「することリストをつくってチェックを入れていく」で、せめてセッションに出かける前に、紙…

指(6)

マグナス・ミトボが指トレの紹介をしていたのでこれもメモ。 ジャンプしたりなんだりして10分以上のウォームアップをしてから、 1 ハーフクリンプで6秒間ぶら下がれるギリギリのホールドに片手あるいは両手でぶら下がる。 2 4分休憩。 3 1と2を4回繰り返す。…

Rock Trip

岩旅に行こうとなって、以前から準備してきたのに、旅行計画にトレーニング計画が追いつかなくなって、気がついたらあとひと月をきっている。こんなときどうするかって? そりゃあ ・ひとまず登りこむ 限界グレードより下の課題を登りこむ。たいてい岩旅のス…