トレーニングプラン

歩荷

フィジカルをもっと注意ぶかくすすめないといけないというのをこの数年で痛感している。有酸素からはじめたほうがいい、それで絞ってからにしよう、そうかんがえていたら、まるで体重が落ちない。筋肉がへって代謝が落ちているのだから、以前の感覚でうまく…

Lighter Than Superlight

育休をとっているあいだにスニーカー出勤がOKになっていた。ナイス! *** それにしてもフィジカルがよわりすぎている。2週間デスクワークをしただけでこれだから、よほど気を遣わないと維持することすらおぼつかない。 むかしは仕事とボルダーしかなかっ…

レスト(4.5)

修業には休養がつきものだ。ワークアウトにレストは不可欠だ。休むのは仕事のうちである。ともかく、トレーニングにレストがどれだけ大事か身に染みてきたのはようやくここ1年ほどである。 アメリカ東海岸のフィジカルトレーニング・コーチたちがサイクル中…

Tea for Two

シンプルなトレーニングプランを考えたとき 1 登りによる修業 2 有酸素やウェイトや柔軟 3 フィンガーボードやロックオフやシステムボードトレーニング これらをどのように振り分けていくかが焦点となるだろう。これがそこらへんのRPGだったら力に全振りして…

ピーキング(3)

仮にピークをつくるとしたら、ひとつの方法として 1 6〜8週間量をこなしつつフィジカルを整え 2 つづく3〜4週間、量を3/4に落とすかわりに強度を上げ、そのあとに 3 2週間くらいプチピークが来る そんなイメージが思い浮かぶ。ピーキングももっとシンプルに…

Effort Level

ひと月以上だったり2週間だったり、サイクルの長さはいろいろだけれど、もはやどんなやり方でも継続してコミットできればそれで十分という気さえしてきた。そして続けるにはやはりシンプルなのがいい。 スポートクライマー向けと思われるトレーニング順の決…

メダパニ

リーマンボルダラーが想像するルートクライマー向けのトレーニング。ンー、ルート能力を向上させるにはルートを登る方がベターだよな、そりゃ。中上級者になればボルダー壁でも問題ないか。むしろ壁面を自由に使えるかどうかが焦点になりそうである。 ところ…

アゲ太郎

多忙なパートタイムクライマーのための1時間セッションのご案内。週3回、中級者向け。 1時間を4つのパートに分ける。 1 ウォームアップ15分。 2 フィンガーボード10秒ぶら下がり×5セット。ハング間レストは1分半。およそ7分で終了。終わったら3分休憩。 3 ボ…

It Depends

毎週毎週おんなじようにプッシュして、いつまでもプラトーから抜け出せない。そんなとき、少し何かを変えることができれば、伸びる筈なのだ。 気まぐれに未知の岩場に出かけたり、ジムでも「今日はモチ高いからいつも触らないヤバい課題に取り組もう」となっ…

スキルの獲得段階(2)

前回の続き。たとえばガイドライン策定、などが考えられるか。とっかかりだけのやつ。限界領域のボルダーを40分、1-4-7を3セット、フィンガーボード、体幹サーキット、とかそういうの。その日の調子に応じて選んで行うと。 この前紹介したポール・ロビンソン…

スキルの獲得段階

1 何やっても伸びる時期。高校や大学の頃、わけもわからずウェイトルームに乗り込んで、これまた訳は知らんがとりあえず重たいなあと感じるものを持ち上げたりする。果てるまでトライして、それを週に何回か続けると…あら不思議、強くなりますね。控え目に言…

Rock Trip

岩旅に行こうとなって、以前から準備してきたのに、旅行計画にトレーニング計画が追いつかなくなって、気がついたらあとひと月をきっている。こんなときどうするかって? そりゃあ ・ひとまず登りこむ 限界グレードより下の課題を登りこむ。たいてい岩旅のス…

フィンガーボード(3)

こないだまとめたつもりだったところに、さらにとてつもなくシンプルな指トレがウェブ上に転がっていたのでついでにメモ。どんなのかというと 「家の中でドアを通る度に桟に限界までぶら下がれ」 だって。急いでいる時はどうすんだ。 まあそれはともかく、デ…

指(5)

またまた前回の続き。まとめると、 1 そもそも引きつけに必要な上半身の最低限の筋肉が足りない、または諸事情により全般的な上体の筋量を増やす必要がある、なら種々の懸垂でいいし 2 安全に指力を強化したければフィンガーボードにハングすればいいし 3 ク…

指(4)

前回の続き。以下のハングの秒数でギリギリになるように、ホールドを調整するか加重するか片手ずつにする。 サンプルA(パワー) 1 5秒ハング―5分レスト 2 これを繰り返す。できなくなるか、フォームが崩れたら即終了。 サンプルB(ビーストメーカー方式、パ…

指(3)

指トレのことをいろいろ調べて行き着いたことには、最も効率的なフィンガーボードトレーニングプランは、実はもっともシンプルなやつなんじゃないかと。 われわれはそれぞれに登攀スタイルも違い、出せる強度も違い、主戦場も異なる。魔法の弾丸は存在しない…

カガク(2)

前回のつづき。ホースト氏曰く、主な陥穽は2つあって、 1 クライミングでは3つの代謝系を全部使うので、1回のセッションで3つともトレーニングしようとする。たとえば ・キャンパでパワトレ ・フィンガーボードでパワーエンデュランスのトレーニング ・4×4で…

カガク(1)

アメリカにはロッククライミング研究者連盟のようなものがあるらしい。日本でもスポーツ・身体運動系の分野で前腕の筋力の変化等を調べたものを見たことはあるが、クライミングに特化した研究自体がそんなにないような・・・いや、調べたらあるのかな。 そう…

Strictly Personal

トレーニングしながら遠い目標を見うしなわないでいるのはむずかしい。自分の身体とクライミングについていちばんよく知っているのは自分だ、したがってどうすれば進歩できるかを真にわかるのもまた自分だ、そう思って遠大な意図と構想を持ってトレーニング…

Time Is Precious

時間がない人のための20分でできる持久力プログラム。 1 ARC。オンサイトより8グレードくらい下の課題、登りながら話ができるレベルで8分間登って2分レストし、また8分登って終了。 2 パンピーなインターバルトレーニング。20分のうち1分登って1分休む、を20…

Butterflies in Our Stomachs

一説によるとWork + Rest = Training、だそうである。 時間がなくなってくると集中するから、あまりにゼロに近いとアレだけど「時間が足りない」とボヤけるようなら何とかならんものかねえ。 個人的には「時間が足りん」という状況に陥ったことがあまりない…

強者の流儀?

クリス・シャーマはトレーニングをしていない。最近はとりいれているみたいだが。デイブ・グラハムや、アレックス・オノルドも基本そのクチですね。 トレーニングしろといわれて「いやだって「トレーニングなんかしない」と公言して憚らない強者もいるし」な…

判断力批判

学習は選択的に、近視眼的になりがちだ。自分なりのルーティーンを確立して、それをつづけているとして、それでここまで強くなれたという場合、その強さでこの数年伸び悩んでいる、そういう場合、再考してみるべきかもしれない。 「ひとは自分の見たいものを…

やってみなはれ

「トレーニング」は立派なバズワードだ。老いも若きもだれもがトレーニングしたがって、健康的な身体をめざして数分間のトレーニング動画を投稿したがっているようにみえる。トレーニングプログラムを売る側からすれば良いことだろうけど、探す側にはちょっ…

3-2-1

「ゼロである音楽って何だろう」と、一時期フィッシュマンズの佐藤君が考えていたそうである。いえ、トレーニングの話です。 トレーニングサイクルとしてクライミング界でよく知られているのは4-3-2-1サイクルだろう。エリック・ホーストの『Training for Cl…

ある日の一例

ウォームアップボルダー(20分) 高強度ボルダー(25分) レスト(5-10分) キャンパシング(2-30分) レスト(5-10分) 30手以上のボルダー長モノ×2セット レスト(10分) 補強トレ(ショルダープレスor腕立て伏せ、体幹3種目)×2セット パワー〜パワーエン…

ハイロウズ(2)

以前に紹介した高強度/低強度トレーニングの話のつづき。 調子がわるくないと感じていて、前回のハードセッションから48時間以上経過していたら、高強度の日にする。一方、そんなに調子がよくなくて、まだ48時間経っていなければ、低強度の日にする。これは…

ハイロウズ(1)

クライマー向けのピリオダイゼーションの話になって「何かシンプルで良いものないかドラえもん」と思ってgoogle先生によくよく聞いてみたところ、次のようなものが出てきた。 高強度/低強度トレーニング(High& Low Training) カナダのスプリントコーチ、チ…

Simple Plan

というバンドがいたなあ。いまもいるのか知らん。 もうシーズンに入りつつあるので遅きに失した感はあるものの、トレーニングプラン再考と行こう。 トレーニングプランをつくるのなんてかんたんでえる。ネットを見ればそれはもう大量にある。メチャクチャあ…

Pedestal

基礎、根拠。 *** トレーニングって何だ。何をもってトレーニングというのか。あれだ、あまり考えないでさっさとプッシュした方がいい。しかし気になりだすと落着かないな。 「トレーニングとは、少なくとも何らかの目標に向けてこれまた何らかの原則に基…