トレーニングプラン

ピーキング(2)

トレーニング目標ごとにざっくり分けてみよう。 ・スタミナ(一日中登り続ける、長距離のハイキング、タフネスと呼んだ方が近い?) ・有酸素乳酸系持久力(いわゆる持久力、エンデュランス、とても長い持久系ルート) ・無酸素乳酸系持久力(シングルピッチ…

ピーキング(1)

動画共有サイトでクライマーのトレーニングを調べたり、身近な修羅に話を聞いたりしてみても、各々てんでバラバラなことをしているように見える。 共通点があるとすれば、ピリオダイゼーションを意識していることくらいだが、とはいえこれにしても、以前書い…

ストレスマネジメント

つきつめると己を知れということかね。クライミングだけの話ではなくなってくるようでもある。 クライミングするだけで強くなっているうちは、ほかに何もしなくていい。それでどこまでもいくのが理想だ。それで赴くままに登りこんでどこかで行き詰まって、ト…

トレーニングプログラム(2)

それはそうと、欧米のクライマーたちがウェイトを好むのは何でなんだろうな。フレームがデカいから、それなりの筋量が要るということなのか。ただの筋トレ好きなんじゃないかという気がするのだけれどどうなんだろう。謎である。 デッドリフトなんかは取り入…

トレーニングプログラム(1)

9時5時リーマンクライマーのトレーニングプログラムについて考える。 マアあれです、トレーニングプランなんてものは考えている時がいちばん面白くて、やりはじめると大抵は頓挫するものだ。紙の上で文字にして「これはいける!」と思っても、始めてみると急…

オーバートレーニング

トレーニングは限界を引き上げるために行われる。ゆえに疲れたり、筋肉痛になったりする。身体が適応したら、少しだけ負荷を上げる。また疲れる。身体が頑張って適応する。また負荷を上げる。以下繰り返し。 こんな風に漸進的に負荷を上げていくのがトレーニ…

練習のリズム

平日働いて土日休みのサラリーマンクライマーの場合、岩場に出かけるのは基本的に週末である。で、土日をパフォーマンスのための日とすると、その二日間の初日である土曜日に100%の状態になっている必要がある。これをさまたげるような行いは避ける、そうい…

修業法(2)

強くなるためのトレーニングという言い方を変えよう。「上達のためにおもしろいことする」とかに変えよう。強さにフォーカスしすぎるとパワー志向に囚われてしまうし、トレーニングというと辛いことを我慢するようなニュアンスがついてしまう気がする。好き…

修業法(1)

クライミングのトレーニング法が収斂するのはまださきで、あとからあとからアイディアが湧き出ているのが現状のようである。ためしにまわりの修羅たちに強くなる方法について訊ねてみるといい。10人が10人ちがう答えをかえしてくるのではないかという気がす…

高強度トレーニング時の心得

ボルダリングは数あるクライミングジャンルの中でもっとも手軽で、原初的で、たぶん純粋で、どんなクライミングにも必要とされる。オイシイところだけ食べるような贅沢さがある。 それでそのボルダーのためのトレーニングなのだけれど、眺めてみると膨大にあ…

目標とのつきあい方

大きなものから小さなものまで分けていって、小目標をクリアしていくうちに中くらいの目標が達成され、それをくりかえすうちに大きな目標が実現できる、のかな。漠然と夢のような目標を掲げているだけでは、日々それにむかって具体的に何をつみかさねていけ…

トレーニング頻度の最適化

確立された原則というのはどこの世界にもあって、トレーニングにももちろんあって、なかでも古くから取り沙汰されているもののひとつが「レスト不足」である。 *** アダム・オンドラは1日2回のセッションを週6でこなしているらしいけど、「これを真似した…