Out of Scale

 2週間ぶりの岩。おづんつぁんの言にしたがって八幡さんから岩場に行った話。

 

 例によって標識には「山頂→0.5キロ」とある。今度こそすぐだと思ったら、前回より時間がかかった気がした。なんで?

 

 今回はルートも直登に近いので距離は得しているし、空身なのではるかにイージーなはずなのだけど。滑る落ち葉と傾斜のせいだろうか。自転車にばかり乗って脚が弱っているのかもしれん。おづんつぁんは「標識の距離はちゃんと計った」と言っていたから、きっとそうだろう。

 

 少なくとも登山口まではもう少し近道できそうだ。いつもの自転車のヒルクライムとローテーションすれば、少しは身体の負荷を散らせるかもしれない。自転車は中臀筋と内転筋に来るし、ハイキングルートは膝と腰に来る。とくに滑る下りはよくない。

 

 プチ情報。下りをカニ歩きの要領で降りると膝の負担を減らせる。膝関節は消耗品なので、気をつかって損はないと思う。階段やちょっとした坂で使えます。

 

 さておき、歩いて登るほうがやはり冒険心は刺激される。自転車だとスピードが出ているからサーと通り過ぎてしまうし、注意力は安全確認に振り分けているし、坂を登っている時は景色を賞でる余裕などないからなおさらだ。

 

 クライミングはmoving meditationなわけだけれど、自転車もクルージングしているときはそれに近い感覚になる。散歩だと考え込んで折々立ち止まってしまうという人間にはサイクリングが向いているかもしれない。(本当かね?)