知らぬ間に片手懸垂ができるようになっていた。じぶんの場合、どうやら時期によってできたりできなくなったりしているらしい。デフォルトではぜんぜんできない。
思い返すと登りはじめて2年くらいたったころに成功したことがあったが、それはジムではなく鹿児島旅行の折に寄った美術館の屋外オブジェにぶら下がったときだった。
それから数年おきに「両手一回くらいはできるようになりたい」と思うのだが、うまくいったことはなかった。それがなぜ今できるようになったのか。謎である。
だいたい、こういうことを考えだすのはプラトーに陥ってしかも半ば投げやりになりはじめているときで、そういうときはコミットしづらいからそのためのトレーニングもつづきにくいと相場がきまってている。
練習法を真面目に考えるなら、タイプライターやフレンチーズ、もう一方の手で上腕なり前腕なりを掴んで補助する、軽くなる、このあたりのように思うがどうだろう。あとは反動を使う、というのもあるな。
さいきんようやく気づいたのだが、ガバはガバでも持ち方やホールドに対する身体の位置取りによって、力の入れやすさがずいぶんちがう。
いったん肩を入れてから、身体を反らして反動で引き上げ、引き上げている途中は順次角度を変えてロックしていくイメージで身体を捻っていくのがいいのかもわからない。引いている手に向かって顔を近づけていくとやりやすいような感じもする。このへんは要継続調査。
ついでに、これはあまりよくないかもしれないが、引くときに歯を食いしばるという小技もある。肩だかどこだったか忘れたが、咬む筋肉とつながっているらしい。一発芸として考えるなら採用してもいいかもしれん。
以上、連絡おわり。