トレーニング
英国はJames Pearsonによるボルダー壁でできるエンデュランス・トレーニング。 1 自分にとってまあまあの難しさのボルダー課題を3つ選ぶ 2 登る 3 ガバをつないでダウンクライム 4 次のスタートホールドまたはその近くのガバでレスト 5 登る これを3課題で1…
尺度として登攀時間とレスト時間の割合を取り入れると、また違った見方でセッションを組み立てることができる。気分も変わって一石二鳥かもしれない。 *** 用意するのはシステムボードかまあまあの難しさの長モノ。 1 シェイクなしで落ちるまで動き続け、…
以前に述べたボルダー壁でできるスーパー簡単なワークアウトの補足。パワーエンデュランスのトレーニングになると思われる。 1 前傾壁でポジティブなホールドの簡単な課題を選ぶ 2 ワンムーブごとに足を切って、ポジションを作って懸垂する 3 1と2を繰り返し…
年始の暇つぶしにウェブ上をウロチョロしていたら、アダム・オンドラにクライミング的体力テストを行わせた結果について触れたものがあった。9cを登ってしまうクライマーを数値化したい人はそりゃあ大勢いますよね。で、続きを見ると ・指がまあ強い 20mmエ…
キャンパで1-4はできるが1-4-7ができないときの練習法をウェブ上で見かけたのでメモ。 1 1-4-5-8 2 1-3-6-8 3 1-4-6-9 の順で段階を踏みなさい、とのこと。おそらく1は1個下のラングから、2は2個下のラングから、それぞれ最大距離を出すという趣旨だと思われ…
More new rock climb. 落ちる原因は個別具体的に考えていくと本当にいろいろある。ギリギリのところをトライする時、登れることより敗退することの方が多いわけだけれど、何かすごいハードなムーブを起こせなくて、というよりは、少しずつの不足が積み重なっ…
パワーエンデュランスが上がれば、ハードなムーブを長時間繰り出せるようになるから、ボルダラーならセッションの質が上がるし、ルートクライマーなら厳しい状況で核心を越えられるようになる。こう書くと改めて大事なんだなと思う。 で、4×4のバリエーショ…
近ごろのクライミングトレーニングをみていると、より目標にむけて特化し、細分化しているようである。パワー、パワーエンデュランス、持久力の3種だったものが、より細かく、テーラーメイドになってきている、そんな印象をうける。 で、以下に記載するトレ…
ウェブ上に転がっていたパワーエンデュランスのトレーニングプラン。4週間ごとの2部制。週2回。合間にレストを一週間入れる。 1 目標ルートのレプリカ(傾斜、完登までに要する時間、強度、スピードなどを再現)をつくるか、またはレッドポイントグレードと…
持久力、それはボルダラーにとってほぼすなわちパワーエンデュランスを意味する。リードクライマーにとってはそうでもない。前に述べたとおり、ARC的な持久力も重要になってくるから。ベースとしての持久力ですね。ここにテクニックとメンタルの要素が複雑に…
股関節とか肩甲骨とか足首とか膝の向きとか、登るにあたって考えることはアホほどある。そして考えすぎるとたいてい動きはわるくなる。 どこが悪いのか、原因をつきとめるのは容易ではない。同じ課題をアップで登っている修羅に訊いてみても、無意識にできて…
限界領域のボルダリングをしよう。うん、最善手のひとつだ。ただ、これはこれで技術練習とは違った難しさがある。1〜5ムーブに関して「できる」と「できない」のギリギリを突くのがこの練習の眼目で、いわゆる普通のテープ課題でこれを行うと、パワートレー…
ストレニュアスなルートがひしめく米国はレッド・リバー・ゴージのローカル、ビル・ラムゼイは次のように語ったことがあるという。曰く「シェイクのトレーニング、ほとんどのクライマーがこれを怠っているんだ」と。 まあ例によって門外漢だからあれだ、何と…
パンプした状態で動きつづける能力って、メンタルか? もし完全にパンプしたら誰であろうと落ちるよな。 パンプしはじめる境界を見極めるのがARCなら、シビアなパンプとフォールの間を見極める訓練もまた必要ではあるまいか。おそらくこれはパワーエンデュラ…
ARCはすくなくともトレーニングプランの導入期に非常に適しているといえる。以前にも述べたとおり、ARCの概要は、Max30%以下の強度で30-45分動き続け、登っている間じゅう毛細血管はフルオープンになっているというもの。 血管壁にちょうどいい圧を加えつづ…
キャンパスボードのトレーニングプログラム例(メトリウスのラング(ミディアム)、間隔は20㎝、傾斜は110°程度。片手ごとに30秒以上、セットごとに2分半以上レストする) ・導入期(これからはじめる場合、間隔が空いた場合) ラダー(1-2-マッチ-3-マッチ-…
キャンパシングよもやま話。 ・とにかくウォームアップをしよう。いきなりキャンパしたらあきまへん! ふつうのアップをして、ボルダー課題でアップして、宿題を倒すモードになってから、キャンパスボードの前に立とう。 ・足を使おう。ウォームアップはおわ…
これまで投稿してきたトレーニング法について、現時点でまとめておこうと思う。なんだかいままでしてきたこととちがう結論になりそうで落着かないが、これからのじぶんに必要なトレーニングだと思って無慈悲にまとめよう。 しかし文字にすると感じが変わるも…
トレーニングサイトを渉猟していたら、力の立ち上がり率(RFD)という指標を見つけた。これってわれわれのいうところの接触筋力(Contact Strength)と同義なのだろうか。どうやって高めるか、さっそく読んでみたら、ボックスジャンプとかダッシュをしなさい…
こないだすこし触れた、ボルダー課題を使ったキャンパシングに関する補足。 ボルダーキャンパスはパワートレーニングだからスピードが大事になる。5秒くらいでスパスパ行く(ロックオフを鍛えるときは例外)。ポジティブなホールドを選んで、前傾壁で、3〜5…
課題のムーブはできるのに、つなげられないとき(以前の記事でいう1のとき)、パワーエンデュランスの出番がやってくる。 *** 4×4やサーキットトレーニングをおこなうと、むずかしくてパンピーなルートを容易に感じられるようになるといわれている。パワ…
技術だ技術だといったそばからパワーの話。人生ブレてナンボです。 *** パワートレーニングって別にキャンパスボードがなくてもできるよね。と、いうか、そもそもパワトレって何だ? 食えるのか? 接触筋力(コンタクトストレングス)の向上、指力強化、…
角材の規格の話、ではなくて。トレーニングの話。 *** 最近だと『クライマーズ・バイブル』にもとりあげられているし、ポピュラーなトレーニング法のひとつといってさしつかえないと思われる。にもかかわらずジムで実行している人をあまりみない。どうも…
レッドポイントグレードよりけっこう下の課題でもパンプしてしまう。またはルートの途中でレスト地帯があってもイマイチ回復しきれない。そんなときはARCトレーニングをしてみてはどうか、という話。 *** ARCといったら『パフォーマンス・ロック・クライ…
キャンパシングは魅惑的なトレーニングのひとつである。なんだか強そうだし、見ているだけでテンションが上がる。 一本指キャンパとか、ものすごい落差のリバースダブルダイノとか、トレーニングというよりもはや一発芸である。こういうのはモチベーションを…