近ごろのクライミングトレーニングをみていると、より目標にむけて特化し、細分化しているようである。パワー、パワーエンデュランス、持久力の3種だったものが、より細かく、テーラーメイドになってきている、そんな印象をうける。
で、以下に記載するトレーニングは、無酸素的なキャパシティを上げるトレーニングである。代謝機構によって無酸素で動ける時間は決まっているから、パワー寄りのパワーエンデュランストレーニングとでもいうべきか。システムボードでもできるようだが、キャンパの登り下りで行うのが手軽ではないかとおもう。
・45秒でギリギリくらいになるキャンパのシークエンスを、合間にしっかりレストを入れて、数回くりかえす。セッション後は出力が落ちるだけでパンプはしない、そういう状態にもっていく。
そのために、
1 15ムーブのシークエンスをして、何秒かかったか計る。たぶん20秒弱くらいだろうから、ムーブをゆっくりにして、振られないように、コントロールされた動きになるように注力する。たぶん45秒だと30ムーブくらいになるだろう。
2 45秒終わったら、その2-3倍の秒数だけ休む。だいたい3分というところ。これを出力が落ちるまでくりかえす。
※フォームが保てなくなったら即終了。セットをこなすことにこだわらないこと。パンプするのではなく、出力が低下してムーブがこなせなくなるようにする。
ひと月目安でつづければ進歩する、との由。しかしパワーエンデュランストレーニングも調べるといろいろ出てきてきりがない。いったん連絡おわり。