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 年始の暇つぶしにウェブ上をウロチョロしていたら、アダム・オンドラにクライミング的体力テストを行わせた結果について触れたものがあった。9cを登ってしまうクライマーを数値化したい人はそりゃあ大勢いますよね。で、続きを見ると

 

・指がまあ強い

 20mmエッジに対してアダムが片手で出せる全力は体重の110%ほどだったそうな。自重以上の力が出せれば指力はある方だとみなしていいらしいが、130〜140%まで出せてしまう兵もいるというから、最強というわけではない。

 

・メチャクチャ肩がいい

 ローテーターカフおよび肩甲骨周りの筋肉が並外れているとのこと。

 

・メチャクチャやわらかい

 股関節が柔らかい、キョンとかやたら使える。

 

・速いペースで最適ムーブを出し続けられる

 登っている時にリラックスできており、クライミング中のVO2maxが高いものと推察される、だって。

 

・アダムのフィジカルはクライミングに対するとんでもない情熱に支えられている

 この辺はウェブ上のアダムのトレーニング動画を見たことのある人なら頷ける話だろう。

 

・頭部をうまく使っている

 振り子のようにバランスを取ったり、ムーブ後に後ろに傾けたりしているらしい。たしかに首長いよね、アダム。そして頭部は人体でもっとも重いパーツだもんな。

 

 こんな感じになっていた。あまり詳細は調べられていないみたいだ。いくつかの欧米のトレーニングサイトがクライマーのフィジカルデータを集めて統計を出したりしているが、そういう線上の試みなのかなあ。