烏賊餌木考5

 エギばなしのつづき。

 

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 きのう初もの狙いで磯にでかけて、初イカゲットとおもいきや、てまえの岸壁にぶつけて獲物をはずしてしまった。ノォー!!! 

 

 隙間産業でタコも狙っているがなかなかヒットしない。いそうな磯をさらっているものの、おもうように成果がでない。むしろエンピツサヨリが湧いていたので、さきにそれを狙ったほうがよさそうだ。

 

 

 さて、エギである。去年の格安半笠エギのかわりに、激安半笠エギが入荷されたので、買ってきて浴槽に沈めて確認してみた。スローシンキングで具合がよさそうだ。Lucky me!

 

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 激安エギになるとますますつくりが甘いので、個体ごとに沈みかたがあきらかにちがう。いくつも沈めてみてわかったが、笠を接着しているところから空気がはいって、そのせいで沈下速度がスローになっている。布とボディとのあいだも隙間があるようで、そこにも空気がすこしはいっているみたい。こまかい泡がプクプクでるのでそれとわかる。

 

 したがって、沈下がゆっくりすぎるときは、笠の根元部分を接着剤で埋めてやれば、調整することもできそうである。強度もあがるし、わるくない気はする。

 

 昨シーズン以降、拾ったエギの笠をつけかえたり、一段カンナにしてみたり、全笠をニッパーで切って半笠にしてみたり、オモリに穴をあけたりしてみたが、うすうす察していたとおり、エギのバランスはけっこうデリケートであるとわかった。とくにスローシンキングにすると運動性能はおちるので、よけいにうごきのわるさがめだってしまう。

 

 笠をあとづけすると軸のバランスがブレやすい。笠を切ったり一段にすると、そのぶん前重心になって、沈むときの角度がきつくなる。浅瀬でイカをバラさないために、エギは水平やや頭下がりにしておきたいので、笠のチューンはしないことにした。

 

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 なお、カエシありの笠はまだためしていない。要継続確認。

 

 

 

 シンカーチューンについては、オモリの形状によって穴をあけるか削るか、加工しやすいほうを採用している。どちらかというと、オモリを削るほうが、バランスをくずさずに流されにくくできそうなので、好ましい気はしている。穴をあけるときは、エギを前傾させたくなければ、オモリの前方に穴をあけると気持マシになる。

 

 一般に、4号エギやディープタイプは頭下がりに沈むものが多く、それ以上の大きさになると、そもそも沈めるのがむずかしくなると読んだことがある。タコ釣りのときに旧式の半笠4号エギを投げてみたところ、たしかに頭下がりになった。いちど穴をあけて変化をみてみたいとおもっている。

 

 つまるところ、あまり大がかりにはいじれないとおもってチューンするのがよく、デフォルトでつかえる品があるなら、仕上がりも安定するし手間もないのでそれがいちばんいい。また、エギを大きくすればとうぜん飛距離はのびるし、それ以上に水中のエギを感知しやすくなるので、秋でも3.5号でいけるなら、それをメインにしたほうが、釣りの展開はしやすそうである。

 

 現状、3号と3.5号で、半笠と全笠、シャローとノーマルのラインはそろった。上記の4号の穴あけをためして、ピンポイントの藻場に遠投するのと、一本くらいダート系の2.5号エギを用意しておこうとおもっている。

 

 結局、潮の速い浅瀬で横風をうけながらの釣りがメインになるので、ダートタイプは流されるし、こまかいアクションをつけられる環境でもないから、つかいどころはあまりなさそうなんだよな。

 

 ・・・さきにサヨリだ。兎にかく食糧をとってこないと。