えびすや

 青物はまだ爆発している。磯の根元のワンドの海藻の上にはまだ仔イカがいる。あとひと潮はシャローで釣れそうに思える。満月回りだし、10月中旬の大潮がひとつの目処になるだろうか。

 一応、今季は10月いっぱい粘ってみるつもりでいる。秋タコはどうするん?

 

***

 

 今日は青物師が来ると予測していつもより早く出発。だがしかし、まだ日も射さないうちからすでに4名、磯奥への入口にイカ釣り師が1名。まもなく青物師がもう1名やってきた。

 

 やむを得ず根元側に回って、暗がりの中をソフトな藪漕ぎをしつつ、いつもと逆のコースを辿ってみた。結果は2杯。

 いることはいるのだが、前回のように上手くいかない。潮が変わったというか、流れ方がいつもと違う。どこがどうと言われても困るのだが、何かダルンとしている。そしてベイトが見えない。

 無理して攻め込んだらエギを次々にロスト。なんてこったい。

 

 先端に戻る頃には誰もいなくなっていた。獲物を締めた形跡もなかったし、青物も不調だったのだろう、きっと。

 

 イカ備忘録。0.2号の1.2号リーダーは不可。FGノットから切れた。1号が限界と見ていい。0.1号はシャクリ切れすることもあるし、釣り以外のストレスにも弱いので不採用。ならば0.3号かと思ったがこれもイマイチで、やけに本線から切れる。このあたり製品にもよるのだろうが、財布の軽さを考えると、いま試している余裕はない。次に巻き替えるなら、細くてもPE0.4号、リーダーは1.5号からに決定。

 

 イカ経過報告。ズル引きがうまくなれば、ボトム付近を根掛かりなくネチネチ釣れるようになるのだろうが、それができない以上、現状、メインはシャクリになる。おまけに底もロクに取れないとなれば、中層シャクリかただ巻きの二択しかない。それでも磯のシャローでは半笠が必要。とにかく引っかかるんよ。

 

 サヨリのように表層オンリーでもないし、ウキもないので、筆者のレベルでは残念ながらアタリは取るのはきわめて難しい。この状態でスローに、かつオートで釣れてもらうには、シャロータイプのエギが必須。SとSSがあれば文句ない。

 

 いっそウキをつけようかとも考えたが、手間だし、シャクリとの相性も悪そう。今はウキを買うならエギを買いたい。

 マーカー付きのラインを使うというのがひとつの落としどころになりそうである。

 

 なお、浅場なのでPEはフロートタイプで問題ない。シンキングだとたしかに風と流れに強くなるが、沈みが早くなるだけでなく、エギが手前に来やすくなってしまう。横風または爆風の時は釣らない、ということで、現状、PEはフロートでいい。

 

 ぼちぼち整理して、秋イカ考の続きとしよう。