日歩

 釣り場に着くと青物師がちょうど獲物を掛けていた。膝を屈伸しながらファイトしている。何というかパワー感がすごい。

 せっかくなので見学していたら、大きなハマチだった。あんなのが釣れたら充実するだろうなあ。

 

 青物師は先端に3名、浜の端にもう1名、筆者が先端から戻るのと入れ違いにもうひとり来たので、総勢5名。沖にも船が数隻。相当盛り上がっている。ひと段落したかと思ったのは気のせいだったみたいだ。

 

 こちらは強いタックルもないし、磯の奥へ入って今日もイカ探し。結果は10杯でPB更新。根に擦れてエギを1個ロスト。狙い方が少しずつわかってきたというか、自分に釣れるイカが増えてきたような気がする。

 

 とはいえバラシも多かった。結局半笠で通したのだが、相変わらずアタリは取れていない。今日は無風で流れも速くなかったので、完全にこちらのせいである。さりとてどうしたらいいのか、ちょっとうまい手を思いつかない。

 

 いっそのことナイロンリーダーを使うのはどうだろう。どうせアタリはわからんのだし、シャクリ乗りでも巻き合わせでも、糸が伸びてくれた方が外れにくいような気がする。比重を考えても、沈みが遅くなるから、根もかわしやすくならないか。

 いや、それだったらドラグを緩めた方が早いか。根掛かったときに反対側に回れるようなら、ドラグをズルズルにするのはアリかもしれん。

 

 磯の奥でしばらく釣っていると、先の方からおづんつぁんがヤスを片手にやってきて、浅瀬の岩を突いて回りながら根元の方へと去っていった。あれはタコ狩りではなかろうか。だとすると、この辺りはもう抜かれているということになる。

 

 そろそろ、この間のポイントでタコを狙ってみてもいいのかもしれない。イカがひと段落したらトライしてみよう。

 

 なお、サヨリは群れてはいたが湧いてはいなかった。以上、報告終わり!