鳩サブレー、上から食うか、横から食うか?

 腹から齧っても一向に構わない。

 

❇︎❇︎❇︎

 

 ところで「岸釣りの天才」と謳われて久しい村上春彦氏が自身の映像作品の中で「ホウボウはどっから食べる?」と言っている。

 

 答えは「方々から」。あーくだらない。

 

 しかし村上さんの釣り動画が面白くて過去のものからいろいろ見たり買ったり、何なら著書も中古屋で買ったりしているくらいだから、これはもうファンといっていいのだろう。一昨年の夏、海太郎の「ライトゲーム遠投」が坂出のフィッシングタイガーに置いてあったのを買わなかったのを、未だに後悔している位である。どうやら再販されるかされたかしたようなので、見かけたら買おうと思っている。

 

 人を釣るのが釣り業界、といっても、別に釣られるのは構わなくて、問題は釣られ方なのだよな。気分良く釣られるのが悪いこととは思わない。とって食われるでもなく、多少懐が痛む程度なら、これまた一向に構わない。

 

***

 

 今日は里から高松へ向けて出立。目的の飛行場が視界不良のため、急遽、伊丹空港に降り立った。あらかじめ新幹線の切符を買っておかなくてよかった。ものぐさ功を奏す。

 

 結果、予定より30分遅くなった代わりに5,000円近い得になった。しばらく前にもらって持っていたJR西日本株主優待券を使ったのである。ツイている。

 

 しかし何度来ても新大阪のみどりの窓口は仕事が早い。別にほかの窓口が遅いわけではないのだが、サービスが簡にして要を得ている。話が早いので口下手な自分にはとても助かる。これが大阪に住む人の気質によるものなのか、わからない。

 

 役所仕事でとくに早いと思ったのは渋谷の区役所で、たしかNHKの近くにあった。組織の印鑑証明だったかを取りに行ったのだが、文字通り秒で提供されたのはずいぶん助かった。

 

 考えてみると、そもそもこの国の窓口のサービスに不満を持ったことは殆どない。もっと言えば、別に外国でもどこでも、ツラい扱いを受けた記憶はない。むしろ追加で情報をもらったり、お役立ちツールをくれたりして、助かったことの方がはるかに多い。

 

 強いて言えば苦手なのは銀行と通信会社くらいだろうか。先日、クルマ屋さんともやりとりしたが、これも得意系とは言い難い。

 

 あとは飛行場の窓口も近づきにくい。何でと言われても困るのだけど、足が向かない。よって外国でもどこでも、出かけるときは手荷物以外を持たぬようにしている。

 

 ライト&ファスト、必要なものは現地調達、これが世話がなくて気楽でいいように思う。