すなわち人工性の発露、ということで。
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強風と通り雨で思うように偵察ができぬので、うちの人に車を出してもらって、坂出方面をいくつか巡ってみた。
番の州公園には素敵な絵付きの説明書きがあり、それによると昔、あの辺は鮹崎と呼ばれていたそうだ。牛の背中に乗るような大鮹が出たらしい。もはや海王類である。
そう思って地図を広げると、瀬戸大橋付近は埋め立てで島を地続きにしているように見える。アフリカの国境線のような海岸線は埋め立て部分で、曲線部分は島部分なのだろう、おそらくは。近くの資料館などに行けば詳しくわかりそうである。そのうち調べてみるか。
瀬戸大橋といえば、開通のときに歩いて渡るイベントがあったと記憶している。当時は小さかったので途中で引き返したらしいが、うっすら覚えている。数十年経って再び車で渡ることになろうとは思わなかったな。
瀬戸大橋は何というか線の太い建造物で、個人的にはずいぶん好感が持てた。自転車で走れれば言うことなしなんだけどな。
ドライブの結果、竹浦漁港、本浦漁港、そして沙弥周辺あたりがベストプレイス候補に挙がった。要は島部分である。そして、あとでうちに帰ってみてみたら、我らがフィッシングタイガーで手に入る「坂出周辺海釣りポイントマップ」にぜんぶ載っていた。去年行ったときにもらっていたのをすっかり、忘れていたのである。