コミットメント

 これまたどこかで読んだのだけど、上達がとまる原因のひとつに「おなじ課題を打つ人間がすくなくなる」というのがあるらしい。その課題を打っている人間か、アップで登るような人間が大勢いれば、話は変わってくるよな。本来はそんなもの関係ないはずなのだけど。

 

 実際にその課題が目の前で登られるのを見ると、登れそうな気がしてくるから不思議なものだ。「あ、あんなサラッとできるんだ」と思うと、それだけで身も心も軽くなる気がする。

 

 あとはムーブだろうか。「このムーブでやってりゃできるのか?」と疑いながらトライするのと、すでに成立するとわかっているムーブを起こすのとでは雲泥の差がある。

 

 さらにそいつに動く時の意識を聞いてみると、同じホールド配置で似たような動きを起こしているのに、まったく異なるイメージを持っていることがわかったりする。こういうのもおもしろい。

 

 まあ、コミットメントがその程度なのだといわれればそれまでなんだけど。これでは他力本願といわれてもしかたがない、か。参るねえ。