ジムのファイル課題に課題名がついていることがありますね。個人的にあれはけっこう好きである。はっきり言って必要ないといえばないのだが、何故だか好きである。たんに「〜Q」とされているよりも俄然やる気が出る。
そういえば、テープ課題にもタイトルがついていたジムがあって、たしか岩手だったなあ。「うお、名前ついてるよ」と思った記憶がある。今もあるのか、どうか。
あとはファイル課題にi-Padを使っているジムもひところ見かけたが、さいきんはどうなのだろう。チョークで画面が白っぽくなっていたのを記憶しているのみである。同様に、何だったか課題共有アプリとか、そういうのも雑誌に載っていたような気がするけれど、その後どうなったのだろう。気になるような、ならないような。
さておき、個人的には昔ながらの紙ファイル方式が好きである。完登者のイニシャルとか入っちゃう感じの。手書きでゴールに×がついていたり、グレードも「〜級あるかも→ないかも」などと修正されていたりする感じの。
それでファイル課題のタイトルってつけ方がまた人それぞれで、何となくムーブを想起させる言葉を選ぶ人もいれば、そのムーブを起こしたときの身体の形でつけたり、あるいは顕著なホールドの形状から取る人もいる。全然関係なくそのときの気分で思い浮かんだ言葉をつける人もある。レプリカ課題だと岩の課題名の本歌取りみたいなものもありますね。
そんなこんなで、初めて行くジムにファイルがあるとついつい見入ってしまう。課題名を読んだ瞬間からオブザべは始まっている、なんて。くだらないけど面白いんだよなあ。
