指については、どうも関節と腱の構造変化が不可欠であるもよう。フィンガーボードに真剣に取り組むのが初めての人は自重で行おう。それで十分な刺激になる。
ちなみにぶら下がらずとも登れる初段はいくつもある。だからどこまで求めるかなのだが、これは往々にして「出来る限りどこまでも」なんだな。強欲だぜ(何が悪い?)
継続的なトレーニング習慣が実現できて、その上でプラトーに入ってしまったら、単純に何かを変えればいい。加重してもいいし、ぶら下がるホールドの種類を変えてもいいし、秒数を変えてもいい。大切なのは刺激を変えることだ。
「うまくなってからステージに立とう」なんて言っていたらジジババになってしまいます。同様に「もっとも効率的なフィンガーボードトレーニングが見つかったら始めよう」なんて言っていたら、別にどうもならないか。
始める前に全体を俯瞰しようという考え方は大事だが、未知の大海に進んでいくような場合、そうした考え方は邪魔になる局面もあることにも、思いを馳せるべきだろう。
見る前に跳べ、ということで。