鼻呼吸で暮らせば口を閉じていられる。目標を「口を開かない」ではなく「鼻呼吸する」にかえることにした。
さらに、吸った時間の倍かけて吐くという練習を記憶の底からひっぱりだしてきた。10年いじょうまえ、ヨガの呼吸法のひとつとしてNHKで紹介されていたのである。
ながいマスク生活のためか、口呼吸になってきている。サイクリング中も鼻呼吸にしたら存外調子がいい。ふだんから鼻呼吸で生活して、高強度トレーニングのときだけ口呼吸を解禁すれば、高地トレーニングと似たような効果を得られるかもわからない。からだへの負担はありそうなので、要継続実験。
ちかごろは高地トレーニングといっても、高地で暮らして、低地に下りて鍛えるスタイルになっているという。酸素のうすいところではトレーニング強度を上げられないためだそうである。クライミングの記事で書いたARCの功罪と一脈通じるものがあるような気がするが、ぜんぜんちがうかもしれない。
鼻呼吸は運動強度の指標にもつかえそうな気がする。セットやレップ、レストのように数字ではなく、感覚でもモニターする。鼻呼吸できなくなったら運動強度がたかくなっているとかんがえられる。
ふだんから大きく深い呼吸ではなく、静かで長い呼吸をこころがけて、どうなるか実験してみよう。以上、送信おわり。