書斎には桐製の小箱が4つ、そのうちの3つには瀬戸内の空気がはいっている。
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成功体験をつませるだけではモチベーションはあがらない。現実にはうまくいかないことのほうが多いからだ。トライに失敗したときに、いかにめげないで、粘りづよくつぎのトライができるかのほうが大切である。
クライミングでいえば、やさしい課題ばかりいくら完登しても強くならないのとおなじだ。強くなるにはむずかしい課題を登る必要があり、それには失敗がつきもので、ゆえに失敗したときにどう対応するかが大事になる。だいたいにおいてオフィスの業務は課題解決型なので、ひとによっては、岩を登れば仕事にもいい影響がでるかもしれない。
もっとも、課題解決にいそしみすぎると、それ以外の部分を顧みなくなりがちだから、もともと目標設定と達成が好きなひとにとっては、かえってやらないほうがバランスが崩れなくていいかもわからない。どっちなんだい。
課題解決いがいの自己充足的なあそびというと、詩作や作曲などだろうか。こういうのも、非生産的な行為ー私はそうは思わないがーに対してどういうスタンスをとりたいかで、身の処しかたはかわってくるのではないかとおもう。
以上、定期連絡。