どんぶく

 道服の方言かと思ったら「どてら」の方言なのだとか。ちゃんちゃんこのことかと家人に聞いたら、ちょっと違うとの返事。そういえばどてらと半纏の違いもよくわからない。

 

 似たような音で「どんこ」というのも頭に浮かんでしまったが、こちらは何を意味していたのかすら、ちょっとすぐに思い出せない。ちなみにうどん粉は小麦粉だ。So what ?

 

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 話は戻るが、この前釣具店の中古コーナーで購入したエギはメーカー品だった。10年前のエギング雑誌を読んでいたら載っていたのである。

 

krokovski1868.hatenadiary.com

 

 これの改良版を作るとしたら、ズル引きのときボトムに当たる腹部を布なしにすることだろうか。というか、デフォルトでそうなっていない時点で、この商品はアイディア先行であると言わざるをえない。

 

 おそらくルアーというのは1人あたり1回売れれば十分に元が取れる世界なのだろう。でなけりゃ100円エギの説明がつかないものな。

 

 腹部のみを布なしにすると、ただでさえ珍しい形状をさらに特殊な仕様にするぶん、コストが上がるだけでなく、布の必要性という要らざる領域に踏み込んでしまうし、テストを繰り返せばそれだけ費用も嵩むから、もっとも利益の出そうなタイミングで一度だけ商品化した、ということだろうか。

 

 支配的なフォーマットを変えるには金と時間がかかるし、それが売れるかどうか微妙で、売れたとしても周りが一斉に敵になるとしたら、それはやらんわな。

 

 ・・・やれやれ、人を釣る製品にまんまと釣られてしまったワケか。参るねえ。

 

 とは言うものの、形状はこのままで布なし、内蔵するオモリを調整してノーマルとシャロー、スーパーシャローの3種を1個500円で再販したら、間違いなく使うのだけど。

 

 オモリ一体型の大きな弱点は、釣り人がシャローチューンできないことだが、逆に言えば、いったん型を作れてしまえば、特殊な形状ゆえに他メーカーから真似されづらいし、自前でシャローをつくればそのぶん製品を余分に購入してもらえるから、これ、もう少し練って販売できないか。エギングメーカーからは無理としても、タコエギメーカーあたりからひっそりと出せば行けないかなあ。無理か。