Unboxing

 このあたりで釣れるポイントを見つけることは、コンゴで雪だるまを探すに等しい。

 

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 ゲルゲ4体目を調達しに半島へ出かけたところ、糸を4度切られて、悄然として帰宅する羽目になった。かろうじてタコラス1杯は確保したものの、ゲルゲと思しきアタリもあったので、かなり悔しい。

 

 タコ相手とはいえ、雑に考えてはいかんのである。強い釣りすなわち雑な釣りではないのである。獲物を手にするためには、対象魚種を問わず細部への気遣いが要求されるのだ。

 

 ちょっとした省略や、間に合わせの対応が、バラシやラインブレイクにつながる。安定した釣果を出すには、きちんとした準備が不可欠である。わかっちゃいるけど、ついつい横着しちゃうんだよな。

 以下、反省点と次回の変更点。

 

・FGノットは、キレイにできたと思っても、編みつけが甘くなってしまうときがある。フルドラグで一度引っ張って、編み具合を目で確認する。

 

・小型スナップは外れたりもげたりするので、使うなら中型以上。タコの場合はルアー交換はそれほど重要でないので、次回はダブルクリンチノットで直結びにしてみる。イモムシノットなど、ほかの強そうなノットについても要トライ。

 

・PE3.5号でも切れるときは切れる。直線強力や結節強度が足りないというよりは、根擦れが原因のようである。

 確認のため、6号フロロのリーダーを2ヒロに伸ばす。PE1.5号のスプールについても同様にする。これでゲルゲが掛かったとき、リーダーの結び目から切れるか、ルアーとの結び目から切れるか、本線から切れるか、どこからラインブレイクするかによって、次の手を考えよう。

 

 合わせのタイミングや方向についても要継続トライ。タックルも再検討が必要。タコ釣りだってそんなに楽じゃない。げんに右の斜角筋が悲鳴を上げている。

 ぶら下がりとアブローラーのせいかと思いきや、原因はゲルゲだった。次回はリールを右ハンドルに変えて臨む構え。乞うご期待、なんつって。