玉虫色

 好奇心旺盛な若者には洞察力が欠けており、経験を積んだ中年は謙虚さをなくしており、ようやく折り合いがつく頃には既に老いが半ばを過ぎている。いつでも少し手遅れなのだ。

 

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 「気分が鬱々としてきたら語学をやるといい」というのは学生時代の教授の言である。たしかに、何かしら没頭できるもの、こつこつと積み上げるものにトライするのは向いている気がする。

 

 ほかに思いつくのは「身体を動かす」などだろうか。結局、精神を鍛える手っ取り早い方法が何かといったら、身体を鍛えることではないかと思う。

 ある程度キツい方がいいにはいいが、別に追い込むまで頑張る必要はない。極端な話、とくにスキルが身につかなくても、身体に変化が出ればOKで、要は自分の身体に対する認識が変わればそれで十分である。

 

 総じて、自分をさぐって、自分の内側から少しでも楽しいこと、おもしろいことを見つけて、それを糧に日々を過ごしていくというのが、現状、筆者に考え得る最良の策である。

 

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