サヨリグ考3

 サヨリグの話を続ける。いくつかパターンを試してみたものの、やはり仕掛けは絡む。ひとまずアタリウキはあったほうがいい。すなわちウキは2つ以上必要である。

 

 庵治半島の先端は基本的に流れが速く、このところ風が強いかうねりがあることが多いので、100均で買った渓流用のシモリウキや中通しウキでは、小さくて繊細すぎて不適。まだ試していないが、棒ウキも風を受けるから合わない気がする。

 

 大きめの三連シモリウキを使えば風には強そうだし視認性も上がるが、仕掛けの全長がそれだけ長くなると絡みやすくなるだろうし、そもそも仕掛けが風とうねりと流れで不規則に動くので、細かいアタリは取れないんじゃないかと思う。

 

 結局、ウキの単価を考えると、スーパーボールで代用するのがよさそうである。これまでのところ、ひとまず4グラムのスーパーボールが2つあれば、アタリが出ることはわかった。視認性を上げるため、半面をホワイトで塗る方向で対応しよう。

 

 これで色を塗った状態で、反転ウキの仕組みが適用できるようならいいのだが、イマイチこの辺がよくわからない。流していても不規則に回転してしまうので、アタリと区別がつかない。

 

 あとはスーパーボールがあまり大きいとアタリも出づらそうな感じはするな。小さすぎると流れやうねりと区別がつかないし、大きすぎると小アタリを感知しないわけか。

 まあ、それはそうだよな。アタリも流れも変化であることに違いはないのだから。

 

 なお、調べてみたら「アクアキング」はポリエステル製だった。GOSENといえばテニスのガットだと思っていたのだが、釣り糸もいろいろ出している。ひとまず試してみよう。