サヨリグ考4

 サヨリグ考の続き。いまのところ、確認できたアタリのパターンは

 

1 サヨリがサシアミの後ろにつくのを目視して、その状態でしばらく待つと餌が消える

 

2 並んだ2つのスーパーボールが離れる

 

3 100均の中通しウキからスーパーボール飛ばしウキ(7グラム)の距離が離れる

 

 これだけである。あとは手元にアタリが来るまで何もわかっていない。

 

 このうち1がもっとも多く、サヨリがついてから餌が消えるまでに、2秒くらいはかかる。体感時間だともっと長いが、実際はそのくらいだと思われる。

 

 なお、餌が消えずにサヨリが消えるケースもけっこうあったので、この間にサヨリが餌をついばんでいるのか、たんに見切られているのか、どっちなのかは不明。

 

 試しにこの数秒の中で早〜遅合わせを入れてみたが、ほぼフッキングせず。いったん掛かった個体もいたものの、途中で外れてしまった。

 

 ひょっとしたら餌が大きすぎるのかもしれん。釣っている側としては、サシアミが大きい方が外れにくく見やすいのだが、食べる側のことは聞いてみないとわからない。サヨリの捕食の仕方がいまひとつ見えてこないんだよな。

 

 いまのところ言えそうなのは

 

1 受け口だから自分より上にあるものを捕食する

 

2 プランクトンや海藻の切れ端を捕食する

 

3 口は硬いので口切れしたりはしない

 

4 ベラやチヌのようにギザギザした歯はついていないので、硬いものにかみつく感じではない 

 

 このくらいか。シーバスのような吸い込みタイプでもなさそうだし、口自体が小さいから、餌が大きいと啄む感じになるのだろうか。

 「口に入れても違和感があると吐き出すので早合わせが基本」と書いている本もあったが、真偽は不明。

 

 合わせ方に関しては、少なくともサヨリが見えていれば、フッキングする方向を考えて合わせにゃならんのだろうな。いまのところそんなに冷静になれない。次回は多少送り込むように合わせてみよう。

 あ、あとは忘れていたけど巻き合わせという手もあった。これも試してみないとだ。

 

 結論として、サシアミは大小2種類用意する。サヨリが見える場合は、餌が消えるまで待つか、口に掛かりそうな方向に送り込むように合わせるか、巻き合わせしてみる。この線で行ってみよう。

 

 こんな調子で試行錯誤しているうちに回遊が終わってしまわないかというのが最大の問題である。

 

 

 

パタゴニア