うぐいす餅

 実事求是・・・実際に基づいて正しい方法を見つけること。

 

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 気がついたら3月になりかけていた。原因はあれだ、何だ、ものぐさですね。

 

 この数ヶ月、ほぼ毎週通い続けた結果、この岩場が流行っていないことが明らかになってきた。そろそろ気温が底を打って、これからシーズンは終盤に向かっていくと思われるのに、相変わらず人がいない。

 フリクションのピークが過ぎだしたら、焦って打ち込みに来そうなものなのに、それでもボルダラーに出会わない。とにかくチョーク跡が増えない。どうやら本当に不人気なのである。ハイカーは多くても、岩を登りに来ている人間は少ないようだ。

 

 とはいえそれでも、通っていくうちに幾人かのボルダラーやリードクライマーに会って、いろいろ教えてもらうことができた。どうやら今いる岩場と反対方向にリードエリアがあるそうで、つまり高松駅あたりを中心に東西に岩場があり、西はリード、東はボルダーという格好になっているらしい。

 さらに俯瞰すると、愛媛には西之川、徳島は立川や鳴滝があって、もちろん高知は岩天国、そんな構図であるようだ。

 

 地元のボルダラーから聞いた感じだと、意外にも花崗岩の岩場がこの辺では珍しいそうで、愛媛や徳島の川石の方が、がぜん流行っているらしい。この辺のボルダラーはそちらに行っているということなのか。

 高知に関しては岩が多すぎて開拓が追いつかない状況で、愛媛のクラシックなエリアの中には人が入らなくなって自然に還りつつあるところもあるという。もったいないような話である。

 また、岡山でいうと、みやま公園はアプローチがけっこうシンドイと聞いた。まあ、王子が岳のアプローチが良すぎるという説もあるから、ちょと行ってみないと何とも言えない。

 

 あれか、ひょっとしたら中国山地四国山地の間の、岡山から広島、香川のあたりが花崗岩帯になっているのかもしれない。これまた愛媛と徳島のエリアにちゃんと行ってみないとわからんが、自転車で行くとしたらまず輪行できるようにならないといかんし、ハードルはけっこう高い。

 そう考えると、やはり王子が岳が家から近くて何かと都合がいい。宇野へ行くフェリーがあればよかったのだけど、数年前になくなっちゃったんだよな。

 

 あと気になっているのは小豆島だろうか。ちょこちょこ調べてはみたものの、ボルダーエリアがまとまって存在するのかどうかわからなかった。

 どこかで折を見て、自転車を持ってジャンボフェリーで島に渡って、イカタコを狙いつつ、図書館に寄って郷土資料を探す感じになりそうである。

 

 何せコロナが落ち着いたら、いくつかジムにも行ってみよう。

 

 

 

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