Blowin in the

 ジャンプワールドのブログでサヨリを爆釣していたので、またしても爆風の中を庵治半島に行ってみたら、本当にいた。しかし、釣れない。風と波が、以下同文。

 

 結果は9尾。見釣りもできたので十分といっていい。

 

 以前の記事にも書いたが、サヨリが流れの中で居食いしているのを見ることができた。アミエビの方も流されて定位していないし、サヨリの方も流れの影響を受けるから、いつも餌を引ったくれるというわけではないし、食ったからといってすぐさまあさっての方向へ走り出すわけでもないようである。

 

 一方で、流れからはみ出して自発的に泳いで餌に向かっていく個体もいたから、これまた場合によりけりなのだろう。個体差といってしまったらそれまでなので、傾向をつかんで、大筋正しいガイドライン策定、といきたいところである。

 

 爆風時は糸のせいか波のせいかそれとも潮流自体が速いのか、いずれにしてもアミエビをいい位置にとどめておけない。これは横だけでなく縦もいえることで、流れの影響でアミエビが沈んでしまって、表層付近のサヨリが反応してくれていない感じがする。  これは仕掛けを引っ張ると浮き上がるのだが、そうすると今度はスーパーボールも動いてサヨリを驚かしてしまう。今日釣っていて見ていてそう思った。

 

 水面にカガミが形成されている場合、流れと風がそこまで強くなければ、カガミ部分で食べてくれるが、そうでないときは、どちらかというとカガミとそうでない部分の境界の方がアタリが多い印象である。

 

 ちなみに、岩壁手前を回遊している連中は、チューブつきの飛ばしウキを避けるように泳いでいくので、ウキは明らかに異物として認定されている。波返しの内側から、身を低くして仕掛けを放っているので、人の存在は気取られてはいない、はず。

 

 手前に群れがいるようなら、もっと小さい仕掛けで釣ってみたい感じもしている。延べ竿の利点はここにもありそうだ。単純にエサを振り込んで、エサの自重に任せる。ハリと糸だけだったらそれは食う、はず。

 

 足元に回遊が目視できる場合で、かつ風がなければ、延べ竿がいいかもしれん。リーダーの先にスナップサルカンを結んで、それに自動ハリス止めをつければいいだけだから、タイミングがあればそれでやってみよう。

 

 結論は「風任せ」。