ケポットトッポケト

 ピンチ、スローパー、オープン、カチときたら、次はポケットか。どうもホールディングとホールドの話がごっちゃになりがちだけれど、さしあたって実践的に理解できればそれでいいだろう。

 

 ポケットとはいわば指の本数の少ないオープンかハーフクリンプだと思えばいいのかな。おっと、ポケットとの摩擦というか、ジャムっぽい要素も見逃せないな。

 

 ビーストメーカーによると人さし指と中指はフロント2、中指と薬指はバック2、人さし指〜薬指はフロント3、中指〜小指はバック3と呼ばれている。わかりやすいからこれでいこう。

 コツとかポイントとかTipsとか? こっちが聞きてえぜ。

 

 さいきん、トレーニングにまつわるプロクライマーのインタビュー動画など見ているが、苦手なホールドは「とにかく持ちまくる」に尽きているような気がしてきた。かろうじて言いえそうなのは、じぶんで課題を作るときにぜんぶ苦手なホールドにしないということくらい。片手だけ苦手なホールドにすれば多少取り組みやすくなる。その場合、いくつか課題を作って、全体として左右両方ともトレーニングできるようにする配慮が必要かと思う。

 

 持ちかたのポイントとしては一般に

 

1 残りの指をしまう

2 できるだけたくさんの指を深く入れる

 

 このくらいしか思いつかない。これにしても2などはガチャ持ちすると途端に力が入らなくなってしまうことがある。さりとて2本じゃ話にならん。処置なしである。

 こうなったらビーストメーカーにぶら下がるしかないか。それにしてもビーストメーカーのメニュー、難しすぎねえか?

 

 ・・・と、ここまで書いてきて、腰を据えて考え直してみたところ、年々得意なホールドを思いつかなくなってきていることに気がついた。長年にわたって苦手を放置しつづけた結果と思われる。カチ、ポッケ、ファットピンチは苦手、昔はスローパーが好きだったが、このところ触っていないので、苦手に感じてきている。

 あ、強いていえばアンダーは好きかな。どうしてなのかわからんが。