Chemical Love

 スティービー・ワンダーのはなしもしたいけど。自転車のケミカルばなしのつづき。

 

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 ウェブ情報によると、ラスペネはフッ素樹脂配合の浸透潤滑油だそうだ。水置換性があり、防錆材と鉱物油でできているという。KURE5-56より粘度がたかいので、もちがいいらしい。

 

 そもそも5-56には水置換がないので、ラスペネのかわりにはならなそうである。防錆コートとしても、粘性がひくいぶん、もちがわるいだろうから、やはりかわりにはなるまい。

 

 6-66にはすくなくとも水置換性があるので、代用するならそちらではないかという気がする。とりあえずママチャリチェーンに吹いてみるつもりでいる。

 

 はっきりしたことはわからないが、浸透潤滑油やディグリーザーなどの溶剤の類は、ゴム製部品に触れさせると劣化をまねくとおもっておいて、そんなにまちがいはなさそうである。裏をかえせば、どこにつけてもOKなクリーナーなどでは、洗浄力は不十分なのだとおもう。

 

 ものはためしとワコーズのマルチフォームクリーナーをギヤとプーリーとチェーンに吹いてみたところ、黒い水は落ちてこず、ブラシでチェーンのコマをこすって、しばらく待ってからウェスで拭くと黒い汚れがとれた。業後、うちへかえってからチェーンオイルを注して拭くとふたたびまっ黒に。

 

 どうやらディグリーザーをつかわないと汚れは落ちてくれないらしい。たしかに「洗い」なしの「すすぎ」と「脱水」ではきれいにはならんわな。

 

 ディグリーザーそのものは油を強力に落とせればいいはずなので、ホームセンターで代用品をさがしてみようとおもう。チェーンオイルについてもおいおい比較していこう。

 

 以上、連絡おわり。