永遠なる序章

 台風も去ったことだし、前回の極小場所を早朝チェックに出たら、何と先行者がいる。こんなところにまで、と思ったが自分も同じだった。

 結果はボウズ。曇りのためチェイスは確認できず。アタリもなし。風が残っていて条件はよくなかった、ということにしておこう。

 

 午後になって晴れてきたので、磯に出かけてみたところ、これまた先行者がいる。遠目から察するにイカ釣り師である。こちらも別の場所へ入ってイカを狙ってみるも反応はない。

 サヨリはちょこちょこ跳ねているものの、前回と違って目視できるほどではなく、試しに広範囲に仕掛けを投げてみるが食わない。流れが速いので、仕掛けをポイントにとどめておけない。とうやら群れを目視できないと難しいようだ。

 

 そのうちに青物師が次々にやってきた。台風前に船が出ていたし、青物が回ったという情報が入ったのかもしれない。こちらは磯を渡って小場所でイカを探し続けるも反応は返ってこない。

 先行者に抜かれてしまったかと思いつつ、最後にと夏に見つけていた小場所へ。ここはとにかくアクセスが悪いので、人はいないだろうと思ったら、しっかり足跡がある。おまけに磯の浜にあったイカ釣り師の足跡と同じソールパターン。オーマイガー!

 

 どうやら、自分が入れるようなポイントは、ローカルがことごとくチェック済らしい。肩を落としつつ、それでも一応投げてみたらアオリイカとなんとシリヤケイカが釣れた。コウイカ類が釣れたのは初めてである。たまたま潮が動いていて釣れたのか、よくわからないが、とにかく釣れたので無問題。

 

 何せカーブフォールがわかりやすい。去年もこうして釣っていたのをようやく思い出した。今年は波止の敷石の際から釣り始めたので、すっかり忘れていたのである。

 

 浜で釣っているとき、またしても細長い魚がエギにじゃれついてきた。これがタチウオなのか、いまいちよく見えない。

 ちょいちょい野良サヨリもいる。このぶんだと、7月に釣った近所のポイントに群れが回っているかもしれない。これまた要チェックや。

 

 サヨリ仕掛けの備忘録。アタリウキをつける場合は、飛ばしウキを止めるゴムはやはり必要。流れが速いポイントでは、アタリウキはあった方がいい。

 近くまた台風が来るようだし、仕掛けを作り直しておこう。