タコを釣る2

 前回の続き。

 

krokovski1868.hatenadiary.com

 

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 タックルは強けりゃ何でもいいっちゃいいが、やはり軽い方がいい。竿を流用するなら青物用のロッドだろう。エギングロッドでもできないことはないが、やりにくいと思う。現状、陸っぱり用の軽量タコ竿を使っていて、これがかなり快適である。

 

 リールは手元にある最大サイズが3000番なのでそれでやっている。ベイトリールの方が向いているようだが、持っていないので未確認。ラインはPE直結なら3号基準、しかしながら根掛かりしたときの回収が難しいので、現状、1.5号PEの5号フロロで釣っている。比重を考えると向いている気がして、ナイロンリーダーをちょっと試してみたものの、伸びるので回収がしんどいかなという印象。要継続調査。

 

 根掛かりだろうが何だろうが引っこ抜く、となるとヘビータックルになって長時間釣るのがしんどくなってくる。結局、細くて軽い方が、海底の情報が伝わるので、釣って快適なんだよな。

 シェイクやステイはあるにせよ、ボトム一択でひたすらズルズル引くだけといえばそれまでだから、これでタックルが重いと飽きてきやすい。これがサヨリなら表層一択でも相手が見えるし、ウキという目印もあるからまだ集中も続きやすいのだけど。

 

 極論、浅場のタコに関しては、カニを餌にヤスで突くという昔ながらの方法がいちばん効率的なのではないかと思う。筆者は残念ながら目があまり良くないし、泳ぎも不得手なのでパスです。

 

 ルアーは節約を考慮してイカ釣り用の半笠エギを兼用している。そのままでは沈みが遅すぎて着底に時間を食うので、仮面シンカーを装着しているが、高いし、つけ外しを繰り返すと切れて外れてしまうのがネック。糸を挟むタイプのオモリやナスオモリも試したが、取れやすかったり、根掛かりしやすくなったりと、これという決定打がないのが現状である。

 エギのサイズは3.5号でも3号でも、潮に流されさえしなければOKだと思う。浅場で狙う目安は17~25g程度だろうか。重くすると飛距離とアピールは上がるが根掛かりしやすくなる。

 タコエギならマルシンのオクトパスタップが安くていいと思う。オモリがたまに外れるけれど、オモリが外れたボディにナスオモリという形でも釣れることは確認できている。

 

 何せエギのサイズと重さ、ラインで釣っていくことになる。ラインにしても、潮に流されるようならフロロで沈めたいし、根掛かりが気になる場所ならPE直結か、ナイロンリーダーにした方がかわしやすくはなる。

 また、スナップを使う際は、結び目保護のウキゴムが必須だと思う。ウキゴムがちゃんと入るように、スナップの形状にも留意しなければならない。

 

 

 タコは安く見積もっても一杯3,000円くらいの価値はあるし、味もよく保存も利くので、節約という意味では優良ターゲットである。釣りをしつつ浜に打ち上げられたルアーを拾って再利用すれば、費用対効果はさらに上がる。

 

 あとはやはり風だろうか。風速4メートルを超えたら釣りにくい。というか、自転車釣行では、釣り場までの往復がキツくなってくる。

 

 真夏の浅場のタコをもう少し安定して穫れるようになるといいのだが。これまた要継続トライ。