その男

 ゾルゲ、ではなくて。良型タコが再び釣れたという話。

 

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 猛暑と強風の合間を縫って、妻子を置いてかろうじて1時間だけ自転車釣行。浜に着くと予想していたよりすでに潮位が高く、風もそれほどないのに妙に波立っていた。

 

 開始から30分以上反応がなく、集中力が途切れたところで急に重さが乗った。「マズイ」と思った時にはすでに遅く、ゲルゲにしっかり張りつかれて、悪戦苦闘しつつ何とか引き剥がして1杯。捕食者に食われたのか脚が2本なかったが、なかなか浮かせられないくらいの重量感だった。

 

 ゲルゲ2体とたたかった感じ、タコ専用竿でも軽量細身だと不安が出てくる。そもそもキロアップに対して1.5号PEでは無理できない。さりとてPEを太くすると飛ばないし、感度も下がるし、根掛かりしたときの回収も難しいしで、これもなかなか踏み切れない。

 

 むしろ逆に糸が減ってきたら検証したいのが1.2号PEに4号フロロの組み合わせで、そのままイカも釣ってしまえないかと目論んでいる。自転車釣行はとにかくフットワークが身上だから、どうしてもひとつのタックルで成立させようとしてしまう。

 

 しかしながら、こうしてゲルゲのパワーを目の当たりにすると、ちょっとこれは無理なように思えてきた。夏の大型タコと、秋タコとで、タックルをきちんと変えた方が良さそうだ。

 上記のラインシステムを組むなら秋タコ用、すなわち9~10月にして、夏場は3号PE直結とかPE2号フロロ6号以上で、グラスのゴツいタコ竿を使って強めに釣る方がいいのかもしれない。

 

 となると、長尺のメバルロッドを使って5~7月はサヨリを狙い、サヨリが去ってから盛夏に向けてヘビータックルで良型タコをゴリゴリ釣って、秋イカと秋タコを兼用で狙うという形になるか。

 

 いずれにせよ、これもまた道遠し。