どうも俯きがちに歩く癖があるようで、そのせいか昔からよく小銭を拾う。先日も路上で100円を拾った。しかし年に数回程度のこんなペースでは、蓄財はとうてい覚束ないな。
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日の出が遅くなって、夜が長くなって、気温が下がる、こうなると、活動するのが億劫になってくる。岩のベストシーズンは冬と言われて、実際その通りだが、高難度ができるわけもない身には、春秋の方が快適でいい。12月に入ってしまうと、平日の早朝に自転車で岩まで行くのは、なかなかしんどくなってくる。
もう久しくジムに行っていないし、現状、行く予定もないので、土日に雨が降ると完全レストになってしまう。理想は土日を連登して、平日の朝に1、2回なのだけれど、何せ冷えるし、あとの仕事もしんどくなるからなあ。むしろ去年の今頃どうしてそれが可能だったのか不思議である。
おそらく、去年の方が秋口から自転車に乗る回数が多ったので、それなりに脚ができていたのだろう。今年は10月の秋タコが思わしくなかったから、早朝の自転車釣りもしていないし、屋島のヒルクライムもしていない。それでいきなり坂を登ろうというのが無茶だったのかもしれん。
そして、わかっていたことだが、いざ登りはじめると、とたんに登る以外のことに対するインセンティブが下がる。現に、わざわざ屋島に坂を登りに行こうと思わなくなっている。
今シーズンは来春まで通い続けて、ベストシーズンに果たしてボルダラーが来るのかどうか、検証することにしよう。相変わらず人には会わないが、岩にはうっすらチョークが乗ってきているので、そのうち遭遇するものと思われる。
先にイノシシに出会ってしまわないか、それが少し心配である。