サヨリング

 先日の釣果に味を占めて今日も出撃。庵治半島北部にはこれまでに見たことのない数の小型船が出ていた。そのくせ港には青物師どころか釣り人がほとんどいない。

 昨日にもまして潮が複雑で、かつ風もあったのでカワハギを早々に諦めて鶴羽へ。あれは釣り船じゃなくて漁船だったのかな。とにかく海面がざわついていた。

 

 鶴羽に着くと、昨日と打って変わってサヨリストが湧いていた。斜め後方からの追い風だったので強風もなんとかやり過ごして、結果60尾。

 

 数釣りをしてわかったのは、なかなか集中力が続かないということ。サヨリ釣りはひょっとしたら持久力勝負なのではないかという気がしてきた。言わばファミコンの「スーパーチャイニーズ」みたいなもので、もちろん技術も必要だが、それよりも反射と集中力の持続および精神的スタミナが重要である。

 

 

 ーさておき今日の発見。がまかつサヨリ専用(赤)がいい。理由はわからないがハリ持ちがいい。餌付けのしやすさ、掛かり、ハリ持ちのバランスがいいと感じる。

 キスバリなどの吸い込ませる形はサシアミをつけづらい。合わせが効かないとかえって深く呑まれてしまう。スレバリは手返しはいいが、やはり合わせが甘いと途中でバラしやすい印象。普通に返しのあるハリのほうが無難なようだ。

 刺さりを重視したものは鈍りが早い気がしているが、この辺は要継続調査。なお、あえて袖バリを使うメリットは、いまのところ見つかっていない。

 

 海況が良くてサヨリの活性も高ければ、一度バラしてもまだ十分にチャンスがある。そういう意味では、あまり強く合わせない方がいいようにも思う。周囲のサヨリを驚かさず、また餌も残っていれば、ピックアップまでに2、3回は食わせるチャンスがある。

 

 また、食いそうで実際食い気があるのにヒットしない、または食いが浅いか何かの原因で掛かりが甘く外れがちなときは、ウキを動かして波紋を出したり、あるいは多少巻いたりすると、それが誘いになって、追ってきて食うパターンも確認できた。このときは本気で餌を取りに来るので、かなりの確率で掛かってくれる。

 

 100尾釣るには、やはり合わせがひとつの鍵になりそうである。ハリを呑まれなければ可能性はあると思う。2分に1尾釣ったとしても3時間以上かかるから、持久力はやはり必須である。

 

 現状は、群れに当たっても平均3分に1尾。数を伸ばす前にくたびれてしまう。嗚呼体力不足。