要はライブ中に押しくらまんじゅう状態になることかと思っていたら、種類があるらしい。オイオイ本当かよ。
まあ、ライブハウスに行かなくなって久しいし、ダイブやモッシュが起こる音楽もあまり聞かんしで―スマッシング・パンプキンズは数年前に勧められたことがあるがまだ聴いていない―、縁のない話だな。
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今朝タコを釣っていて、同行者が「タコだと思うけど動かなくなった」となり、ごく浅瀬だったので、そのまま歩いて様子を見に行ったら、なるほどと思うことがあった。
岸から見たところ、PEが岩の奥に引っかかっていたので、その奥にエギが挟まっているのだろうと思って近づいたら、その岩のすぐ斜め前に、タコエギが見えた。
位置関係がおかしいなと思って、前に誰かが投げたエギかと思って、先に回収しようとしたら、タコがついていて、「うお」と思った瞬間、タコがエギを放して、慌ててエギでもう一度引っかけて、捕らえて岸に放り投げた。
どうやら、ズル引きする→タコが上から押さえつけるまたは脚でからみつく→テンションがかかる→はがれるか張りつく、となって、運悪く張りつかれた場合、張りついたまま奴らは移動しているようなのである。
今度の場合、あるいは岩の奥から下を通って、エギを持って岩の前方に移動してきたものと推察される。
これまでは、張り付かれた後で、引っ張っている間はタコも引っ張り返して動いていないものと思っていたが、そうではないのかもしれん。奴ら、不敵にもエギを抱えて動いているのである。
引っ張った挙げ句、PEから切れてしまうのは、タコの方が動いていたために、岩とPEの角度が空中で見ているのと変わって、それで擦れて切れているのではないか。
だから結び目の補強や、フロロリーダーも重要だが、堤防はともかく、ゴロタの岩場においては、張り付かれたあとでいたずらに時間をかけない方がいいのかもしれない。
とはいえ、すみやかに角度を変えて引っ張るのは難しい。そもそも立ち位置が選べなければそれで詰みである。
と、いうわけで、オモリの取れてしまったタコエギを使って、ダウンショットリグを本式に導入することとした。
と、いうか、今思ったのだが、浅場でスタックして、タコが疑われるときは、近づいていって手で取った方が早いかも。
来年は海水浴のついでにタコ捕獲、と洒落込むか、なんつって。