ベストプレイス2

 釣り場と釣り座と釣れる向き。

 

 

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 イカ釣り場なら

 

●潮が通るワンド

●海藻やシモリがある

●ブレイクがあって沖にある程度水深がある

流入河川がある

 

などだろうか。回遊狙いだと潮通しのいい岬などが候補などになってくるようだ。それに加えて、複数の立ち位置を選べるような地形であれば、さらにいいのだろう。

 

 実際、釣り場に立って、どの方向にキャストするのがいいのか、いまひとつよくわからない。フィーディングレーンなどという話も聞くが、具体的にどうすればいいのかわからない。

 

 魚は潮の流れに頭を向けるそうである。イカもそうだとして、正面からエギが向かってきたら嫌だろうから、後ろからの方がいいのだろうか。しかしそれはそれで驚いて逃げてしまうような気もする。さりとて流れに対して横に投げると、エギが流されて何をしているのかすぐにわからなくなるから、これもダメだよな。

 

 まあでも、イカがいつもいつも潮上を向いているわけでもないだろうし、ある程度離れたところからエギを見つけて追尾してきてもらうことを考えると―アオリイカの視力は0.6あるそうだ―、アプローチの方向は、イカ目線というよりは風と潮流目線で良さそうに思えてくる。

 

 ものの本によると、当て潮だとエギがすぐに寄ってきてしまい、またシャクったエギが回転してしまうなどして、たいへん難しいようである。払い出しの潮がもっとも快適に釣ることができるそうなので、今年は10月以降を見据えて、そういった視点で釣り座を探してみよう。

 当て潮にしたところで、ただ引きやズル引きなら行けるんじゃないかとも思うので、それも併せて試してみる構えである。

 

 

 庵治半島北部の釣り場は大抵いつも横風、流れも横、するとパターンは雑に考えて4パターン。去年釣れたポイントはワンドとも言えないただのゴロタ浜だから、そもそも立ち位置がほとんど選べないことがわかる。

 水中岬の横が潮のヨレになってそこにイカが着いていたか、潮通しはいいからたまたま回遊していたか、どちらかのように思える。つまり交通事故の疑いが濃い。

 

 風がなくて流れが緩い日なら横向きに引けるし、そうでなかったら、これという立ち位置からトライして、ダメなら移動、みたいな考えで行くのがいわゆるランガンなのかな。

 去年は流れがあろうが風が吹こうが手当たり次第に投げていたが、今年は考え考え投げてみよう。