ひとまず

 春のアオリイカをどう釣るか、である。

 

 富所潤氏の『イカ先生のアオリイカ学』によれば、アオリイカの行動パターンは水温や地形によって、いくつかにわかれるらしい。海水温が14℃を切ると彼らにとってかなり辛くなるので、海域全体の温度が低いと、深場に落ちずに暖かいほうに出て行ってしまうこともあるそうだ。

 ならば晩春から初夏にかけての水温が上昇するタイミングなら、じぶんの住む中讃でも、十分チャンスはありそうである。回遊性のイカであるとはいえ、秋に小型は釣れていたのだから、春に親イカが近所に入ってきていてもおかしくはないのじゃなかろうか。

 

 アオリイカは17℃程度で安定すると、産卵を意識しだすそうなので、そのあたりを目安に狙ってみるのがよさそうである。浅瀬の藻に卵を産みつけるらしいから、岸釣り師としてはこのへんがチャンスになる、のかな。

 ぺーペーとしては人のあまり来ないマイナーポイントを探すしかないので、港はもちろんパスだし、車でエントリーできる場所も望ましくない。そうすると入りにくい磯で、かつ浅場に海藻があるところを捜せばいいと、こういうことになりそうである。海藻のある浅瀬を狙うので、沈むのが遅いエギを用意してみよう。昼間でも可能性はあるようだから、しばらくこの線で行ってみよう。

 あとは、そもそも近所でいつどのような魚種が釣れているかを調べなくちゃならんな。

 

 そうそう、件のイカポッポであるが、イカの胴に刻んで味つけした内臓とゲソとネギをつめて焼いたもので、イカを焼くときにポンポン音がするから「ポッポ」というのだそうです。

 以上、連絡おわり。