言い訳はたくさんある。やれ背が足りないだの腕みじかいだの、もっと早くはじめていればだの、忙しすぎて時間がないだの、ナンボでもある。
小さくて腕も短みじかくて遅くからはじめて忙しいウィークエンドウォリアーのなかにも修羅は大勢いる。思うに、われわれが使う言い訳について考えることによって、強くなる糸口がみえるのではあるまいか。
ロックオフで肘が痛いなら、原因を考える。引きつけかたがよくないのか、肘まわりの筋肉が硬縮しているのか、あるいは体幹がブレているのか、そもそもホールディングに問題があるのか、それとも気持ちの問題か。効くといわれているものはためらわず何でもためす。
逆に、伸びているときでも、観察を怠らないようにする。どこかに見落としや言い落とし、避けているところはないか（特定のホールド、傾斜、ムーブ）。
それについてまわりから示唆されたら？ 言い訳しちまうかもなあ。
