カバライオン

 指皮は完登付の請求書だ。過払いに注意! ということで。

 

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 足に荷重を移してちゃんとした登りかたをしなさいといわれても、すぐにはスタイルを変えられません。デッド好きのジムダラーならなおのこと、岩場に来ていきなりスタティッククライマーにはなれないので、結果的にガンガン指皮を投入して、アッという間に底をついてしまう。こうなるともう我慢と根性しかなくなっちまう。

 

 已むを得ない、指皮の保護を考えよう、ということで、テープ・・・テープねえ。正直及び腰である。感覚が変わるし、曲げ伸ばしも制限されるし、すぐにズレるし、逆に怪我を誘発しそうである。

 

「まあそう言わず。いろいろ試してみましょうよ」

 

 指皮保護のテープには、通気性が不可欠である。カットもしやすくなくちゃ。

 指にくっつくのではなく、テープ同士がくっつくタイプのものがいいわな。それならすくなくとも汗でズレることはなくなる。

 

 あとは巻きかただろうか。指がミイラのようになるのはイケてない気もするけれど、ものは試しで、何でもやってみよう。

 

 ひとまずイボルブのマジックテープを買いに行くか。