いろいろなやり方がある。(チェホフ)
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やり方に対するこだわりというのは誰しもある。自分のやり方に他人を巻き込もうというのは、不安の裏返しなのだと、最近おもうようになった。
クライミングをつづけていると、何事によらず考え方までもクライミング的になって、要はルールの内で登れさえすればどんな過程(ムーブ)を取ってもかまわないのではないかという話。よりよいルーティーンはたしかに存在するし皆がそれに合わせるべきなのかもしれないが、用が足せればそれでいいのではないかと思うようになっている。
どんなムーブもくりかえせば洗練されていくように、どんな手法も反復によってそれなりに研ぎ澄まされ熟練されてくるものだ。以上、連絡おわり。