サバの動きが読めないまま、気がついたら8月になっていた。回遊のタイミングがランダムというか、どうにも規則性が見出せない。
いま思うに、5〜6月のサヨリのときは産卵がらみの接岸だったから、遭遇する確率が高かっただけなのかもしれん。だとすると、秋に訪れるというエンピツサヨリの時期も苦労しそうである。
庵治半島のいつものポイントでは、このところ早朝より夕まずめの方が打率が高い。7月初旬くらいがもっとも釣れていて、中旬から下旬にかけて群れに遭遇する回数がガクンと減り、港内に滞留する時間も短くなっている印象である。
ためしに7月末の早朝に志度へ出かけたらサバは普通に回遊していた。湾内だからとか、水深がどうとか、そういう話でもないらしい。
以下、気づいたこと。
ここ1週間ほどでチヌの数がグンと増えた。しかも水深のある漁港内でトップにでて捕食している。
サバも来ないし、適当にポッパーを投げてみたが釣れず。去年は8月にボトムで釣れたが、場所と条件を選べば、トップゲームも成立するのかもしれない。志度のほうもチヌの魚影がずいぶん濃かった。
あと目新しかったのは、エイが岸壁にいて牡蠣殻か何かを食べていたのと、ハギが浮いてクラゲを食べていたのと、イシダイのような縞模様の小型の魚を見かけたことくらいである。まさか磯の王者イシダイが漁港内にいるとも思えないから、グルーパーというか、ハタの一種だろう、きっと。
そうそう、ここ2週間ほど、漁港内の水面にハゼのようなドジョウのようなウナギのような、魚類とも両生類ともつかない小さな生きものが泳いでいて、これも名前がわからない。ウーパールーパーにうっすら似ているので勝手に「ウーパー」と名づけている。今日は運悪くチヌに捕食されていた。
ちなみに此奴がいるときはいつもサバが釣れない。反対だったら有難いのだけど。以上、連絡おわり。