情報収集2

 去年、何杯か釣れたのはイカとタコで、どちらも9〜10月のことだったから、春先や夏がどうなのか、調べてみなくては。ターゲットがいるとしても、じぶんに釣れる個体はすくないから、頑張っていろいろ情報を探すほかはない。

 

 瀬戸内もタコはずいぶんとれるらしく、漁も盛んなようである。じっさい、港にいくとタコ壷をよく見かける。何かの記事で、港にあるタコ壷の多寡を見れば、付近のタコのポテンシャルを判断できる、というのを読んだが、その伝でいけば、中讃にはずいぶん生息していそうである。

 

 刀禰勇太郎による『蛸』を繙くと、日本各地の蛸漁や釣りについての記載があり、瀬戸内についても載っていた。かいつまむと、どうやらタコもひととおなじで、天気がいいと外に出るものらしい。5月から7月は餌をよく探すので、壺よりも釣る時期である、とのこと。

 

 8月下旬から9月下旬にかけて産卵するため、その時期は壺に入りやすいのだそうだ。12〜4月は深場の泥地で過ごして、それが徐々に砂礫地や固い泥地に上がってくる。

 

 これもずいぶん昔の情報だから現在は変わっているのだろうが、目安にはなるかもわからない。また、香川県のホームページによると、マダコの漁の最盛期は10〜12月らしい。

 

 すると釣り時期としては初夏と初秋ということになるのか。ちなみに去年はじめてタコが釣れたのは10月で、11月になったらサッパリ釣れなくなった。

 今年はどうなるか。