円皮針

 今日もいるだろうと期待して前回のサヨリポイントへ。またしても先行者が爆釣していた。昨日とはメンツが違って中国人のおじさん二人組である。大陸的というか、大人の風格というか、大らかな釣りである。アタっていてもウキを見ないで平気で違うことをしていて、結果的にそれで数十尾を上げている。何となく西園寺公一の著書を思い出してしまった。

 

 ターレン達の横でちまちま釣って、こちらは結果16尾。家に帰って捌いてみたら、1尾だけ子持ちだった。シーズン終盤とはいえ、場所によって、あるいは群れによって、状態はまちまちなのだろう。

 おしなべて半島のサヨリよりサイズがいいのだが、これが偶然なのかわからない。ただし、中心部の流入河川を回遊しているせいか、内臓物は半島の個体の方が明らかにきれいである。

 

 独りで食べるのも億劫で、このところ釣ったサヨリはすべて冷凍保存しているので、味の違いまではわかっていない。捌いている限り、身は半島ものより張っている。栄養がいいということなのか、これまた不明。

 

 明日は糸造りにしてみよう。